101日目

ロンドンに来ております。
 
アムステルダムからバスで来た。
バスに乗り込んでさぁ出発というときに、客のひとりだったおじさんが「おれのバッグがない!」と騒ぎ出した。運転手さんがマイクで「ひとりの男性のバッグがありません。えー、みなさん一緒に探してください」みたいなことを言い、乗客みんながわらわら探すもみつからない。そのバッグにはどうやらパスポートもお財布もカードも全部入ってたらしく、おじさんは青い顔をしておろおろ。結局バスから降りてロンドン行きは諦めたようだ。
私のとなりには太ったおばさんが座った。最初「えぇっ」と思ったが、彼女の腕やももがやわらかくてあったかくてきもちい。私の座席まではみだしてきてたので、クッションみたいによっかからせていただいた。そのおばさんがすごくカワイくて、動いたときに肘とかがちょっと私にあたっちゃったりすると、ニコニコしながらナデナデしてくれた。あまりにもカワイかったから軽く話しかけてみたが、どうやら英語が話せないっぽい。顔をよく見るとポーランドとかそこらへんっぽかった。しかしキャンディをくれたり、すごいカワイかった。
ドーバー海峡はフェリーで渡った。バスの便によってはフェリーを使わないのもあるが、私はどうしてもフェリーに乗りたかったのでそれを最優先にして便を選んだ。だからワクワク。フェリーでの移動は1時間半くらいだが、もうあっという間だ。バーカウンターや免税店なんかもあって、ウロウロしてるだけですごくおもしろい。半分くらいの乗客は寝ていたが私はもうワクワクしすぎて、やたらちょこちょこしていた。しかし感じたのが、やっぱりイギリスに入国したんだなと。なんでかっていうとフェリー内で売ってるものがもうすでにすべて高い高い。ポンドこえぇー。
早朝ロンドンに着いて、まずは朝ごはん。そして映画を観にいった。キングコングがどうしても映画館で観たかったのだ。劇場について時間を確認すると始まるまで1時間くらいあったので近くのマックに入ってノンビリしているとなにやら外が騒がしい。顔をあげると窓の外が前面真っ白!なんだ?霧?と思ってみていたが、どうやら火事みたいだ。そのとき入り口から入ってきたひとに「なになに?火事?」と聞いてみると「すんごいよ!」と言われ野次馬心に火がつき、バックパックを背負って外にでてみるとまじですんごい匂いと煙。ヘリコプターとか出てたのでテロか?とか思ったが、どうやらふつうの火事だ。うへーとしばらく眺めていたが時計をみると映画が始まる時間になったので映画館にダッシュ
キングコング、むっちゃくちゃおもしろかった。ホントなにかのアトラクションみたいなかんじなので別に考えさせられたりとかはないが、おもしろいし怖いし泣けるし、とにかくウワーーー!ってかんじ。観る前ちょっと眠かったのでつまんなかったら寝ればいいやぐらいにおもっていたが、ジャック・ブラックとコリン・ハンクスのオレンジカウンティコンビが出てきた瞬間にこりゃ寝れねぇわとしゃきーんとなった。(こっから若干ネタバレなので観る人はよまないでくれ)キングコングの表情とかすごいね。あとでかい虫が超怖かった。私があのスカル・アイランドに行ったら絶対ムリだわっておもった。あとナオミ・ワッツ、あんなにぶんぶん振り回されたらムチウチになるだろとか。あの原住民みたいなひとたちもすげぇ怖い。あと街に出てからもやたらリアルで、高層ビルの場面とかホントに怖かったもん、高くて。ありゃ絶対映画館で観るべきだ。絶対観た方がいい。
鼻息フガフガいわせて劇場をでて、銀行でポンドをおろし、ふらふらしたあと友達の家に来た。話では聞いていたがホントに眺めがいい。部屋は16階にあり、ロンドンの街が一望できる。初日は友達とその子の彼氏と私で3人で話して、2日目の今日は彼女とふたりで部屋飲み。すごい話まくった。昨日の夜はたっぷり寝たので移動の疲れももう完璧にとれた。明日からは街を散歩したりパブで飲んだりしようとおもう。