139日目

naomi_rhcp2006-02-12

ロッテルダムの動物園に行ってきた。アムステルダムより規模は小さいが、水族館が充実。っていうかここは動物園っていうより水族館がメインなんじゃないだろうか。見たこともないくらいでかいタツノオトシゴとか、蛍光黄緑色の巨大ウツボとかがおもしろかった。あと洗濯機の排水ホースくらいに長い&でかいウーパールーパー。私が両手を広げたぐらいのサイズのウミガメ。以上、でかいシリーズでした。
動物園は、日本にしろ海外にしろ、コドモ観察もおもしろい。ほとんどのコドモは興奮していて、一匹の生き物をずーっと指差していたり、いっちょまえにデジカメで写真をばしばし撮っていたりするのはカワイイ。今回おもしろかったのは、大きな水槽のなかにいるはずのカエルを私がずっと探していると、となりに3歳くらいのコドモがきて、なにかブツブツひとりごとを言いながら私と同じようにカエルを探しているようす。私が先に発見して「おっ」と言うとそのコドモは私の視線の先を探し、ついに彼も発見できたのか「イヤーッ!!!lkgj;おあいwめあおうぇ」と突然奇声を発しながら意味不明な言葉(いやダッチ語なんだろうが)を叫びつつ、突き指するんじゃないかくらいに人差し指を水槽に押し付けながらカエルを指差し私のほうを見た。私はダッチ語はまるでだめなので「あそこにいるねぇ、でかいねぇ」と日本語で答えたが、コドモにとってはそんなのはどうでもいいらしく、何かを説明してんのかでかいとか言ってんのかしらないがしばらくぶらぶらぶらぶら叫んでいた。そしたらその子の父親らしきひとが来たが、その父親にも叫びながら話をしていて、その興奮っぷりにかなりウケた。
ところで、オランダでは父親も育児にかなり関わっているように感じる。夫婦+コドモはもちろん、特に父親+コドモというのも全く普通(母親+コドモの組み合わせと同じくらい!)というのは、日本や私が今までに行ったことのある国とは大きく違うところだ。たとえば今回の動物園にしても、父親+コドモが母親+コドモより全然多かった。これはオランダ人男性の多数が育児に興味があるということもあるかもしれないが、オランダでの仕事のしかたというかシステムが大きく関係しているとおもう。
オランダでは社員が会社より家庭やプライベートを優先することをふつうに認めているらしい。たとえば今まで週5で会社に行っていた社員がコドモができたからと週4に変えたり、学校に通うために週3にしたり。働きかたをある程度自分で決めることができるのだ。勤務日数が減った分仕事量も減らすか(この場合収入も減るんだろうが)もしくはそのままの仕事量で出勤日は今まで以上にがんばるか、それはその人のやり方なんだろう。男性に限らず女性もずっと仕事が続けられるのは、そういうシステムが整っているから、そして男性も家庭のことに協力的(というか女性と対等)ということがあるんじゃなかろうかと。こりゃすばらしい。日本の会社もそうすればいいのに。
オランダではワークシェアリングのシステムがかなり進んでいるらしいが、この話はまたこんど。