だじゃれ

かつてエロ本会社で働いていたとき、いろんな風俗店の広告を作ったりしたが、何が面白かったって店の名前だ。エロビデオとかでもバカなタイトルのやつがあるが、風俗店の名前も負けない。ああいうお店っていうのは長くやってるところもあるが基本的に回転が速いので、毎日毎日くだらないネーミングに出会うことができた。ちょっと冴えてるオヤジギャグっていう感じだ。
そのなかで私がいまだに忘れない店名がいくつかあって、友達と飲んだりしたときにウケると思って披露したりしてみたがみな失笑、なんだかまるで私がその店名を考えたオヤジギャグが寒い女みたいな扱いをうけ、え、いやいや誤解だって違うから、そういう店がホントにあったんだよとオロオロ弁解するはめに。
しかし実はねぇ、私だじゃれ系大好きなんだよねぇ。昔は、思いついたらどうしても言いたくって言っちゃって、っていうかそれを言うときは自信まんまんで、あー超ウケるぞこれ、どっかんどっかんくるぞって思って、自分でも面白くって笑いを漏らしながら言うんだけど、たいがいウケないのはもちろん軽く軽蔑されて、仲いい友達なんて「出たよ。」って下を向くか、1秒くらいの沈黙のあとに何事もなかったかのように話の続きを始めたりして、もうとにかく散々なのだ、だじゃれに対する風当たりは。
しかしね、気持ちはわかる。自分は言いたいけど、ほかのひとが私に言ったらリアクション困るかもしれない。それに気づいてからは、くだらないこととかだじゃれを思いついても心の中にとめ、自分だけでにやにやと楽しむようになった。いいのいいの。ぜんぜん楽しいから私うへへへへへへ
ちなみに風俗店名のお気に入り1位は
タイガー・ウッピュ
でした。