ほるへ

アムステルダムにいたころの友人、スペイン人のホルヘが来日中で、うちに泊まっている。さすがスペイン人、寝るときはパンツいっちょう。マットレスに毛布を1枚貸してあげたが、こないだの雨が続いてた日々にちょっと寒かったからか風邪をひいてしまった。でもお布団を貸してあげたら私がかぶるものがないので毛布でがまんしてもらっていたら、今日からちゃんと服を着て寝ていた。でも部屋着じゃなくて外で着るやつ。
昨日の夜に彼が私にたずねた。
  バカな質問だって思うけど、日本人は外国人が自分の国に来ていることをどう感じるの?
あぁ、人々がホルヘのことをじろじろ見るから?と聞いたら、「うん。今日さ、原宿に行ってさ、ずっと歩いていたんだけど、みんながぼくを見るんだよね。」と言っていたので、日本にはほとんどが日本人しか住んでいなくて、ほかの人種を見かけることはよくあるわけじゃないから、めずらしくて見ちゃうんだよ。エキゾチックなんだよ。と教えた。
多くの欧米の都市にはいろんな人種が住んで共存しているが、東京なんてこんな巨大な都市に日本人以外の人種をみかけることはあまりなく、だから別に悪気はなくてもつい見ちゃったりするんだよね。アジアに来るのは始めてのホルヘに、ネガティブな意味は全然ないんだよと力説しておいたが、うまく伝わっていればいいなぁ。