naomi_rhcp2005-05-23

週末は山に行っていた。友達の実家が山小屋をやっていて、そこで予約がいっぱい入ったからということで手伝いに行ったのだ。その友達は私のいちばんの仲良しだしその両親もよくしてくれるので、もう何度も行っている。「おっすーひさしぶりー!ビールもらうねー」と着くなり勝手に冷蔵庫を開けてビールをもらえる関係だ。
今の時期の新緑はホントすっばらしい。土曜日は天気もサイコーで、薄いグリーンがキラキラしていた。東京と違ってうっとうしい湿度もなく、超きもちい。
お昼過ぎくらいに着いて夕方まで軽くビールで雑談したあと8時くらいまでバタバタと夕食の手伝いをした。わざわざ私のためにお客さんと同じお料理を余分に作ってくれていて、それがウマイウマイ。手打ちのそばに山菜のお天ぷら、ふき味噌。名前教えてもらったのに忘れちゃったが、ほかにもいっぱい山菜の薬味やおかず。ホントおいしかった。
チマチマつまみながら広い台所でみんなで飲んでいると、途中で常連さんの夫婦が入ってきた。超きれいな白髪の夫婦で、だんなさんのほうは昆虫の研究をしているみたいだ。すごく穏やかでやらかいひとで、かつかわいらしい。URLとEメールアドレスが書かれた名刺をいただいた。そして日本酒を飲みながらユルユルと山の夜をすごし、ふつうに寝た。はずだった。
日曜の朝友達に「なおみ昨日大丈夫だった?」と聞かれ、え、私なんかした?と聞くと「あんたボンド食ってたよ」・・・はい?おっしゃる意味がよくわかりませんが。と詳細を聞いてうけた。さぁ寝るかとみんなが寝室に移動しだし、私はまだ飲みたかったので日本酒とグラスを持って友達とコドモ部屋へ。そこまでは私もしっかり覚えている。コドモ部屋にはベッドが2つあって私と友達とがそれぞれ寝るわけだが、友達のお父さんは趣味のプラモデルを普段その部屋で作っていて、いろんな部品がテーブルに置いてある。私はポップコーンを食べながらそこで飲んでいたんだそうだ。「なんかなおみがウエッて言ったと思ったら口からボンドのチューブが出てきたんだよ。『ポップコーンと間違えて食べちゃったーウエッ』って言ってた。あんたホントバカだよねぇ」・・・うん、ホントバカ。コドモ部屋に戻ってみると、歯形のついたアルミの小さなチューブがテーブルの上に。おもしろいなぁ、自分。
毎回おもうが、東京と山とでは確実に時間のスピードが違う。あと大自然があれだけ身近にあるとすごく生きてる感がするっていうか、自分自身をいい意味で意識するようになる。暖炉の火をぼーっと見つめたり、おたまじゃくしを手にとって遊んだり、ありきたりな言いかただが日々のちっちぇえこととかどーでもよく思えてきてかなりリフレッシュできた。都会暮らしも全然スキだけどね。