46日目

melkwegでTeenage Fanclubをみてきた。21時スタートで13EURO。やすっ。客層はワカモノから年寄りまで幅広い。男性が多かった。ビールはハイネケンで小さめのカップが2EURO。オランダに住んでるとそれが高く感じてしまう。
ライヴはすごくよかった。彼らの音楽はなんていうか、楽しくてやさしい気分になる。なんでだろうなぁ。オランダ人はでかいので前に行くとよく観えないからいちばん後ろによっかかって聞いていた。いい演奏と人々の楽しむ風景をビールを飲みながらながめていると、ふと、なんて幸せなんだろうかとおもった。自然とにやにやしてしまう。
　
そのライヴハウスまでは徒歩15分くらいだから行く前にキッチンでのんびりビールを飲んでいると、下の階に住むNicoというおじさん（超いいひと）がドアをがんがんたたいて大声でハローハローと呼ぶ。なにごとかとおもって出てみると「ミーナを見なかったか？」と聞かれた。彼は2匹のネコを飼っていて、そのうちの1匹が散歩にいったまま帰ってこないとのこと。「いつもは2時間くらいで帰ってくるんだけど、もう9時間になる」すごく悲しげな顔でそう言い、こうやって口笛をふくとこっちに寄ってくるからと口笛をふいてみせた。しかし私、実は口笛がふけない。ぷしゅぅぅぅ・・・と鳴らない口笛でNicoのまねをしてみると彼は「口笛ふけないの！？」と笑いだした。よかったウケた、スマイルになった。でもまじでミーナが戻ってくるといいなぁ。あのNicoのヘコみっぷりはホントに気の毒なほどだ。もう1匹のマオもミーナを探してるのか下からいちばん上の階まで階段をいったりきたり。