159日目

今日は映画館にずっといた。
ホントはBrokeback Mountainが観たかったが、スケジュールをみると土曜日は9時過ぎからの1回だけ上映とのことだったので、時間つぶすためになんか観ようと探すとタランティーノの名前が目に入り、タイトルはHostelで、あらタランティーノ、しかもHostelの話なんておもしろそうじゃないの奥さん、もうすぐ始まるわーくらいな感じで、急いでポップコーンとビールを買って入ってみたものの。・・・ひどい映画だった。いや“ひどい”っていうのは言い方ちがうかもしれない。私は怖いのとかグロいのとかが苦手なのだが、もうまさに拷問づくし。最初はアムステルダムとか出てきて軽くコメディな感じでおもしろかったのに、後半もう吐きそうになるほどグロくて、私は上着で顔をかくして耳をふさいで、結局半分も観れなかった。なんだあれ。なんなんだ。
映画がやっと終わりヨロヨロして映画館から出た。もうBrokeback Mountainどころじゃない。うへぇーっと目をまわしながら何とか歩きつつ、いやあんたこのまま家に帰ったらきっと寝れないぞ、ちょっと違うの観てこうと別の映画館へ行った。するとちょうどMunichが始まるところで、ああそういや観たかったんだこれ、とまだ若干オエッとなりつつ観た。しかしこれはなかなかよかった。“なかなか”っていうのは、英語が難しくて詳細がよくわからなかったからだとおもう。ちょっと訛りのきつい英語だともうだめだ。これは日本に帰ってから日本語字幕で観たいとおもった。
帰ってきてからインターネットでHostelを検索すると、アメリカ版のポスターと私が今日映画館で見たポスターと違うことを発見した。アメリカ版のほうはいかにも怖そうなポスターなのに対し、今日私が見たやつはジーンズ履いてナイフを持ったひとの腰から下の写真っていう全然ちがうやつで、なんだよもぅ、こういう怖そうなポスターだったら観なかったのに、と若干憤慨。